総会宣言

 新型コロナウイルス感染症の位置付けが「2類」から「5類」へ引き下げられ、社会経済活動は少しずつ正常に戻りつつあります。このような中、私たちパチンコ・パチスロ業界は、原点に立ちかえり、ファンの回復・拡大に取り組むとともに、引き続き依存問題や適切な広告宣伝等について精力的に取り組まなければなりません。

ここ数年、コロナ禍の影響等により、遊技人口並びに店舗数の減少に歯止めがかからない状況が続いており、情勢は一層深刻化しています。2024年問題、新紙幣への改刷といった新たな課題にも直面している中、これまでの業界の在り方を抜本的に見直すとともに、改めて「遊びを提供するという遊技業の原点」を再認識し、お客様に癒しと楽しみを提供する必要があります。

パチンコ・パチスロ遊技に関する依存問題では、「ギャンブル等依存症対策推進基本計画」の目標を達成したとして、政府から評価を受けていますが、2022年4月に変更された新たな「基本計画」を達成して再び高い評価を得るため、取組を継続して徹底することとします。また、大阪IRの開業を見据え、遊技業界が行っている依存対策について、国民に正しい理解を浸透させるべく取組を発展させることが必要であることから、パチンコ・パチスロ産業21世紀会として新たな枠組みづくりについて協議を進め、実行に移していくこととします。

広告宣伝及び賞品の提供方法については、各「ガイドライン」に沿って、適切に実施することとします。
私たちは、パチンコ・パチスロ遊技が国民から親しまれ、手軽で快適に遊技ができる遊技環境を提供し、幅広い客層から支持される大衆娯楽となるよう総力を挙げて各種事業に取り組むことをここに宣言致します。

総会スローガン

(1)手軽で快適に遊技が出来る遊技環境を提供し、ファンの回復・拡大を推進しよう。
(2)業界団体と連携を図り、国民に正しい理解を浸透させるべく、各種施策を積極的に推進しよう。
(3)ホールを取り巻く厳しい経営環境の中、安定したホール経営を推進しよう。
(4)ガイドラインに沿った広告宣伝及び賞品の提供方法を適切に運用し、ファンの拡大を図ろう。
(5)地域社会との調和、共存を図り、意義ある社会貢献活動を積極的に推進することにより、地域に必要な存在であることを、広く社会に周知しよう。