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ミズホ製回胴式遊技機「ゴールドX」の不具合問題
 

ミズホ製回胴式遊技機「ゴールドX」の不具合問題における、
アルゼ(株)と「アルゼ(株)に対し責任を追及する会」との 民事訴訟判決について記者会見を開催

2008/5/22

平成20年5月19日(月)14時より、全日遊連は標記の件に関する記者会見を行いましたのでお知らせ申し上げます。

本件は、平成15年7月16日に発覚した当該遊技機の不具合問題(サブ基板上のプログラムミス)から生じた、アルゼ㈱側の不適切な対応等に対して、企業責 任を問うために発足された、全国の被害店舗による「アルゼ㈱に対し責任追及をする会(以下「アルゼの会」といいます。)」が起こしました民事訴訟におい て、関東地区、及び中部地区の「アルゼの会」から報告を受けました、二審判決内容等に関しまして、記者会見を行ったものであります。

開催日時 平成20年5月19日(月)14:00~
開催場所 第一ホテル東京(東京都港区新橋)4階「コスモス」
出 席 者 【マスコミ側】業界紙・誌他マスコミ記者        19名
【主 催 者側】山田茂則全日遊連理事長 他事務局  6名
【弁 護 士】加藤興平弁護士(本裁判主任弁護士)

Ⅰ.概 要

1.関東地区「アルゼの会」原告(被控訴人)
判決言渡日 平成20年4月24日
判決内容
[概略]
①アルゼ㈱に債務不履行に基づく損害賠償責任が認められた。
②休業損害、運送費用、保管費用、検定費用、広告宣伝費、及び変更承認申請費用について各相当額の損害が認められた。
③被控訴人が、アルゼ㈱に下取りに出した中古機ミリオンゴッドの代金支払請求が認められた。
判決の
ポイント
ア ルゼ㈱がホール側に対して提案した「従業員がゴールドXを監視して遊技客に特定の打ち方をさせない」「液晶画面にシールを貼ってセット打法をできなくす る」といった対策は、遊技客に不快感を与えたり遊技客を困惑させ、あるいは遊技客との間で無用の摩擦を招くなどしてホール側の営業に支障を生じさせる可能 性が高く、対策としては不十分である、と裁判所が認めた。

2.中部地区「アルゼ会」原告(被控訴人)
判決言渡日 平成20年4月24日
判決内容
[概略]
①アルゼ㈱に債務不履行に基づく損害賠償責任が認められた。
②休業損害、運送費用、検定費用、及び変更承認申請費用について各相当額の損害が認められた。
判決の
ポイント
ア ルゼ㈱が提案した「ホール従業員が遊技客に対して押し順を告知する」という対策は、押し順そのものを物理的に制約することができないため、特定遊技方法を 防止する対策としては不十分であること、また「液晶画面へのシールの貼付」によって液晶画面に表示される映像を隠すことで、遊技機の面白みや娯楽性を大幅 に減殺させてしまい、その結果営業用のパチスロ機として有すべき性能を欠いてしまい、債務の本旨に従った履行とは認められないこと、加えてアルゼ㈱から、 代替機や改良機「ゴールドXR」を廉価で提案したことが債務履行に当たるとのアルゼ㈱の主張も債務の本旨に従った履行ではないこと、と裁判所が認めた。


Ⅱ.記者会見での質疑応答(抜粋)

Q1 中部地区の二審裁判における主な争点は?
A1(加藤弁護士) ア ルゼ㈱側も「ゴールドX」の不具合を認めてはいるものの、果たしてそれが損害賠償責任を負うようなものなのか、という点が主な争点となった。高裁では、そ もそもパチスロは監視されながら遊ぶものではないということ、押し順の告知によって自由な遊技を妨げるものだということ、液晶へのシール貼付は液晶画面を 楽しむことができなくなるという3点から、これらの措置はパチスロ本来の遊技を阻害するものであるため、アルゼ㈱に債務不履行責任が発生する、と認定し た。
Q2 関東地区の休業損害額は、1日当たりの平均粗利益額をもとに主張しているとのことだが、今回の判決ではその請求額以上の賠償が認められたのか?
A2 実際の休業に伴う損害額はもっと高いものと思われるが、今回は平均値として粗利益額の賠償を請求し、請求額どおりの賠償が認められた。
中部地区では、短期間ではあるが実際に「ゴールドX」を稼動させた粗利益額のデータが存在し、それをもとに損害賠償の請求を行い、裁判所に認められた。
Q3 二審判決を受けてのアルゼ㈱側の対応は?
A3 ア ルゼ㈱側は第二審判決を受け、関東地区の「アルゼの会」に対して「上告」「上告受理の申し立て」、中部地区に対して「上告受理の申し立て」を行った。日本 の裁判制度では、上告は「憲法解釈の誤り」などがある場合、上告受理の申し立ては「その他の法令違反」などがある場合にそれぞれ行われる手続きであるが、 今回の裁判で憲法解釈に誤りがある、その他の法令に違反するなどという主張はお互いしていないので、代理人としては高裁判決の結論がおそらく維持されるだ ろうと考えている。
Q4 原告側ホールに対して、アルゼ㈱から和解の提案があったか?
A4(加藤弁護士) 関東地区の「アルゼの会」に対し高等裁判所においてアルゼ㈱側から和解の提案があったが、責任の所在と具体的な損害賠償額の提案がないとホール側としては検討できないということで、お断りした。中部地区においては、高等裁判所で和解の提案はなかった。
Q5 平成15年に事案が発生してから二審判決が言い渡されるまで5年かかっているが、これは長いと思われるか?
A5(加藤弁護士) 個 人的には長かったと思っている。その原因として、各地の「アルゼの会」が訴訟を起こしたあと、アルゼ㈱側が全日遊連との協議を申し入れたことがあり、原告 としてその推移を待っていたというのがひとつ。加えて、「アルゼの会」側の「ゴールドXには『欠陥』がある」という主張と、アルゼ㈱側の「不具合はあった が、責任を負うような『不具合』ではない」ということで主張がまったくかみ合わず、証人尋問を行わなければならなかったこと等も長期化の原因といえる。
損害賠償を求める裁判には難しいところがあり、まず何が「欠陥」なのか、その欠陥と相当因果関係にある損害は何かということを説明しなければならない。本 事案では、私自身「ゴールドX」を実際に何度も打って欠陥を理解し、裁判所にも持ち込んで裁判官に実際に打ってもらうことで「ほとんどパチスロをしない人 でも勝ててしまう」欠陥があることをわかってもらった。このように、事件の本質を理解してもらう過程で苦労した。
Q6 5年間に及ぶ裁判の中で、全日遊連からどんなバックアップがなされたか?
A6(加藤弁護士) 全 日遊連が事案発生直後に、アルゼ㈱の執行役員と協議を行い、その経過とアルゼ㈱側の「ゴールドXに不具合があって、機械を回収せざるを得ない」等の発言内 容をしっかり証拠化してくれていたのは大きかった。また、これは判決文にも引用されているが、全日遊連が組合員に対して行ったアンケート調査において、ア ルゼ㈱が提案した「スタッフの監視強化による特定遊技方法の防止」や「液晶画面へのシール貼付」を実際に行ったホールがほとんどなかったという結果を数字 として残しておいてくれたことも、ゴールドXの欠陥に対するアルゼ㈱側の対応がきわめて不十分であると裁判所に認めていただくうえでの証拠として大いに役 立った。また、メーカーに対して非常に弱い立場にあるホールが裁判を戦っていくなかで、地区の「アルゼの会」に山田理事長自らが現地に出向いていただく等 のご協力をいただいたことで、今回の結果を引き出すことができた。
Q7 各メーカーの遊技機の不具合への対応が、「アルゼの会」による訴訟以降、変化が起きているか?
A7(山田理事長) 本 事案以降、遊技機に不具合が発生して機械を回収しなければいけない状態になり、メーカーが全日遊連に相談に来るときは必ず、ホールに対して損害賠償を支払 うことを前提とした申し出を受けるようになってきている。類似案件を対処するに当たり、ホール側にとっては一歩前進だと思う。
Q8 実際にメーカーとホールとの遊技機売買契約書を見て、ホールに不利だと思ったか?
A8(加藤弁護士) 一 般的な商取引では運送費用は運送する側もちが通例であるが、遊技業界では運送費の全額が遊技機を受け取るホールもちだったり、契約書に損害賠償の制限条項 が設けられていたり、あらゆる項目がメーカー側に有利になっていると思った。しかし、このような条件をのまないと遊技機を売ってもらえないので、ホール側 にとって厳しい内容だと感じた。

5月19日(月)開催アルゼ㈱と「アルゼ㈱に対し責任追求する会」との
民事訴訟(二審判決)等に関する記者会見写真

●全日遊連 山田 茂則 理事長

●加藤 興平 弁護士

●記者会見の模様

Ⅲ.最後に

  いずれの二審判決とも、一審判決と同様にアルゼ㈱側の過失を認め、売買契約に基づく債務不履行により生じた賠償の支払いを命じる内容であり、全日遊連 としては、今後このような不具合を発生させた遊技機等の事案における問題解決のための有効な判決を勝ち得たと考えております。

 全日遊連では、現在裁判を継続されている各地区の「アルゼ㈱に対し責任追及をする会」の原告の方々に対して、今後も可能な限りの支援をし続けていく所存です。

※なお、詳細につきましては、以下のプレスリリース(PDF)をご覧ください。


 
    
プレスリリースpdfファイル(press_r.pdf/239K)

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